五松駅(オソンえき)は、大韓民国忠清北道清州市興徳区五松邑にある、韓国鉄道公社(KORAIL)の駅である。

概要

1921年に開業したが、旅客需要不足のために1983年に旅客取り扱いを中止し、貨物のみ扱われてきた。しかし、開業してから89年後の2010年11月1日、京釜高速線2期区間の開通とともに在来線とKTXとの乗り換え駅として改築された。

駅自体は清州市にあるが、世宗特別自治市に近いため同市の玄関口にもなっている。政府世宗庁舎の開庁などで利用者が増加傾向になっており、利便性を高めるために2013年4月22日からはバス・ラピッド・トランジット(BRT)として世宗市BRTが同駅から大田都市鉄道1号線の盤石駅までの間で運行されている。

乗り入れ路線

当駅に乗り入れる路線はKTXの京釜高速線と湖南高速線、在来線の忠北線と五松線の4路線である。湖南高速線は当駅で京釜高速線から分岐している(実際の湖南高速線起点は当駅の0.7km北にある)。

2012年11月1日現在、全ての忠北線の列車と1日59本-64本のKTX列車が停車している。停車するKTXのほとんどは京釜高速線系統で、湖南高速鉄道系統の列車は、1日9本と少ない。

歴史

  • 1921年11月1日 - 停留場として営業開始。
  • 1972年7月20日 - 配置簡易駅から無配置簡易駅に格下げ。
  • 1974年3月11日 - 小貨物取り扱い中止。
  • 1974年12月5日 - 廃止。
  • 1977年9月5日 - 忠北線複線化と同時に駅舎を新築、普通駅として再開業。
  • 1983年2月1日 - 旅客列車の客扱いを中止。貨物専用駅となる。
  • 2008年6月25日 - KTX五松駅の着工式が行われる。
  • 2010年
    • 10月28日 - KTX2期区間開通と共に新駅舎竣工式が行われる。
    • 11月1日 - 韓国高速鉄道京釜高速線の駅が開業し、それに合わせ旅客列車の客扱いを再開。単独管理駅となる。
  • 2011年7月 - 単独管理駅ではなくなる。
  • 2012年
    • 9月 - 当駅から盤石駅までを結ぶバイモーダルトラム(BRT)の運行を開始。
    • 12月 - 管理駅から配置簡易駅に格下げ。
  • 2013年
    • 4月22日 - バイモーダルトラムによる運転を中止、車種を現代ブルーシティに代えて世宗市BRTの正式運行を開始。
    • 5月15日 - 中部内陸循環列車(O-train)が当駅に停車となる。
  • 2014年8月18日 - 太白駅列車衝突事故を受け中部内陸循環列車の運転を中止
  • 2015年4月2日 - 湖南高速線の営業使用開始。

駅構造

KTX・SRT

島式ホーム4面10線(その内4線は通過線)を有する高架駅。

のりば


忠北線

島式ホーム2面4線を有する地上駅で橋上駅舎を有する。

のりば

利用状況

駅周辺

  • 五松邑住民センター
  • 五松高速鉄道施設事務所
  • 五松生命科学団地
  • MBC中部圏取材センター
  • 食品医薬品安全処
  • 疾病管理本部
  • ホテル 五松ステイ
  • ビンセントホテル

隣の駅

脚注

関連項目

  • 韓国の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 韓国鉄道公社 五松駅 (朝鮮語)
  • ウィキメディア・コモンズには、五松駅に関するカテゴリがあります。

【韓国・KORAIL】KTXを五松駅で乗り換え YouTube

오송역의 KTX(五松駅のKTX) YouTube

上松駅

五井駅画像サムネイル120 [AGUI NET]

名物五本松踊り 関ノ五本松 ToMuCo Tokyo Museum Collection