ディラン・ライアン・リー(Dylan Ryan Lee, 1994年8月1日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ディニューバ出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。MLBのアトランタ・ブレーブス所属。
経歴
プロ入りとマーリンズ傘下時代
2016年のMLBドラフト10巡目(全体293位)でマイアミ・マーリンズから指名されてプロ入り。プロ入り後は、ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプロデビューを果たし、A-級のバタビア・マックドッグスに昇格した。この年は2チームでプレーし、0勝1敗、防御率2.48を記録した。
2017年は、A級のグリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーした。19試合に先発して4勝10敗、防御率4.85の成績を残した。
2018年は、A 級のジュピター・ハンマーヘッズ、AA級のジャクソンビル ジャンボ シュリンプ、AAA級のニューオリオンズ・ベイビーケーキズでプレーした。3チーム合計で44試合に登板して8勝3敗、防御率1.60を記録した。
2019年は、AA級とAAA級でプレーし、1勝6敗 13セーブ、防御率2.91の成績を残した。
2020年は、新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、プレーしなかった。
2021年3月29日にFAになった。
ブレーブス時代
2021年4月15日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。加入後はAAA級のグウィネット・ストライパーズでプレーした。35試合に登板して5勝1敗1セーブ、防御率1.58を記録した。9月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、10月1日のニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビューを果たした。ポストシーズンでは、ロースター入りしたが、ミルウォーキー・ブルワーズとのデイビジョンシリーズでは登板がなく、チームがチャンピオンシップシリーズに進出したため、一時はロースターから外れた。しかし、ワスカル・イノアの右肩故障により、再びロースターに追加された。そして10月30日にワールドシリーズ第4戦に先発することが発表され、ワールドシリーズでメジャー初先発を果たした史上初の投手となった。また、MLB通算2試合の登板でワールドシリーズに先発した事もワールドシリーズ史上最少の記録だった。
2022年はAAA級グウィネットで開幕を迎えたが、5月23日にメジャー昇格。以後はメジャーに定着し、46試合に登板して、6月13日のメジャー初勝利を含む5勝1敗3セーブ、防御率2.13の好成績を挙げた。
投球スタイル
最速96.3mph(約155km/h)を計測するフォーシームと、平均135km/h程度のスライダーに加え、まれにチェンジアップも投じる。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
背番号
- 74(2021年)
- 52(2022年 - )
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 L
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)




