ペルセーイス(古希: Πέρσηΐς, Persēïs)、あるいはペルセー(古希: Πέρση, Persē)は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してペルセイス、ペルセとも表記される。
オーケアノスとテーテュースの娘で、太陽神ヘーリオスとの間にアイエーテース、キルケー、パーシパエー、ペルセースを生んだ。子供のうちアイエーテースはコルキスの王であり、キルケーは魔女として有名である。パーシパエーはクレーテー島の王ミーノースの妻となった。ペルセースはアイエーテースを追放してコルキスの王となったが、後にメーデイアあるいはメードスに殺された。
系図
脚注
参考文献
- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- オウィディウス『変身物語(上)』中村善也訳、岩波文庫(1981年)
- 『オデュッセイア / アルゴナウティカ』松平千秋・岡道男訳、講談社(1982年)
- ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
- ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)


