SMインベストメンツは、1958年創業のフィリピンパサイ市に本社を置く大手財閥企業の一つで、フィリピン証券取引所上場のコングロマリット企業である。ショッピングモールの開発と管理、小売、不動産開発、銀行業、観光業を主たる事業に据えており、フィリピン国内企業の中ではもっとも時価総額が大きい企業である。SMという社名は創業者のヘンリー・シーが創業したときは、靴屋であったことからShoe Martの頭文字から名付けられたものである。2021年現在、グループ傘下で不動産事業を展開するSMプライム及び銀行部門のBDOユニバンクもフィリピン証券取引所に上場する親子上場を行っている。
歴史
- 1924年、創業者のヘンリー・シーが福建省厦門にて生まれる。
- 1958年、マニラにて靴屋「シューマート」を創業。
- 1972年、フィリピン初のデパート「SMキアポ」をマニラにオープン。
- 1985年、ショッピングモール「SMシティ・ノースEDSA」をマニラにオープン。
- 1991年、「SMメガ・モール」をマニラにオープン。
- 1994年、SMプライム・ホールディングスに社名変更し持株会社制に移行。同年、フィリピン証券取引所に上場。
- 2001年、SMシティを、ヘンリー・シーの故郷である福建省厦⾨にオープン。中国初進出。
- 2006年、SMモール・オブ・アジアをパサイ市内にオープン。
- 2016年 、コンラッド・マニラを開業。
- 2017年4月、フレデリック・ディブンシオが創業家以外から初めて社長に就任する。
- 2019年1月、創業者のヘンリー・シーが死去。死去時の総資産は推定約190億ドルで、米経済誌フォーブスによるフィリピンの長者番付では11年連続首位をキープしていた。
- 2021年、フィリピン最大手物流企業のチェルシー・ロジスティクス・アンド・ホールディングスを買収。
脚註・出典
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