ケイブルグラム(米: Cablegram、ケーブルグラム)とは、ウイスキーをベースとするカクテルであり、冷たいタイプのロングドリンク(ロングカクテル)に分類される。アメリカ合衆国で誕生したカクテルである。 カクテル名のケイブルグラムとは、海底電信(海底ケーブルを利用した電信や電報)のこと。なお、このカクテルは、アメリカではケイブルグラム・ハイボール(ケーブルグラム・ハイボール)とも呼ばれており、ヨーロッパではケイブルグラム・カクテルとも呼ばれている 。ジンジャー・エールを使用する、冷たいタイプのスリングの1種とも言える 。
標準的なレシピ
- ウイスキー = 45ml
- レモン・ジュース = 15〜20ml
- 砂糖 = 1tsp
- ジンジャー・エール = 適量
作り方
ウイスキー、レモン・ジュース、砂糖をシェークして、氷を入れたタンブラー(容量240〜300ml程度)に注ぎ、よく冷やしたジンジャー・エールでグラスを満たし、軽くステアすれば完成である。
備考
- 上記の標準的なレシピの分量通りに作った場合、使用するタンブラーの容量が240mlであれば、ジンジャー・エールの量は90ml程度。
- ウィスキーの中でも、ライ・ウィスキーを指定するレシピもある。
- ジンジャー・エールの炭酸を逃がしてしまうくらいならば、ジンジャー・エールを満たした後でのステアは、しない方が良い。
- 砂糖は、シュガー・シロップなどを使っても良い。
- シェークではなく、ステアで作る場合もある。
バリエーション
- 砂糖を入れなければ、「ウィスキー・バック」となる。バーボンを用いたものは特に「サザン・ジンジャー」という名がついている。
- ジンジャー・エールを炭酸水に変えると、「ウィスキー・フィズ」となる。
関連項目
- カクテル
注釈
出典
主な参考文献
- 稲保幸『スタンダードカクテル』新星出版、1993年2月25日。ISBN 4-405-09577-9。
- 稲保幸『カクテル・レシピ1000』日東書院、2005年7月10日。ISBN 4-528-01412-2。
- 福西英三『味覚選書 ウイスキー百科』柴田書店、1976年12月1日、258頁。
- 杉田米三『最新カクテルブック』柴田書店、1969年12月20日。

