東浦和(ひがしうらわ)は、埼玉県さいたま市緑区の町名。現行行政地名は東浦和一丁目から東浦和九丁目。住居表示未実施地区。郵便番号は336-0926。区画整理により、さいたま市成立後に誕生した新しい地名である。

地理

さいたま市緑区東部の大宮台地(浦和大宮支台)上に位置する。東浦和駅の北側に区画整理された住宅地が広がっている。全域が市街化区域であるが、生産緑地地区も地内に点在する。東浦和地区より北部、西部はなおも区画整理事業が続いている。東の境には見沼代用水西縁が流れる。井沼方公園を流れる水路は大間木排水路である。

河川

  • 大間木排水路(暗渠) - 赤堀排水路とも。
  • 中尾排水路(暗渠)

地価

住宅地の地価は、2022年(令和4年)1月1日の公示地価によれば、東浦和四丁目17番4の地点で23万5000円/m2となっている。

歴史

かつては大牧村や大間木村などが複雑に入り組む地域であった。大字として区画整理完了までは入り組んだ状況が続いていた。

  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に平行して大牧、中尾、大間木、井沼方、下山口新田、蓮見新田4箇村2新田が合併し、尾間木村が成立。それぞれ尾間木村の大字となる。(明治の大合併)
  • 1940年(昭和15年)4月17日 - 尾間木村は同郡三室村と共に浦和市へ編入され、浦和市の大字となる。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)の武蔵野線が建設され、東浦和駅が開業する。
  • 2001年(平成13年)5月1日 - 浦和市が与野市、大宮市と合併しさいたま市となり、さいたま市の大字となる。
  • 2002年(平成14年)12月7日 - 東浦和第一土地区画整理事業の換地処分が完了し、大字大牧、大字大間木、大字井沼方、大字蓮見新田、大字中尾の各一部が東浦和一〜九丁目となる。
  • 2003年(平成15年)4月1日 - さいたま市が政令指定都市に移行し、さいたま市緑区の町名となる。
  • 2006年(平成18年)9月16日 - 大字井沼方の残部が東浦和二丁目に編入され、井沼方は消滅。

世帯数と人口

2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる。

交通

鉄道

  • 武蔵野線東浦和駅

道路

  • 国道463号
  • 埼玉県道235号大間木蕨線
  • カエデ通り
  • 尾間木支所通り
  • 尾間木内谷通り
  • 富士見坂通り
  • 梅の郷通り
  • 和田通り
  • 見沼台通り

地域

寺社・史跡

  • 氷川神社(地区内に2か所あり)
  • 清泰寺
  • 見性院の墓
  • 明神社
  • 熊野社権現神社

公園・緑地

  • 井沼方公園
  • 中央公園
  • 東谷公園
  • 女躰下公園
  • 大北公園
  • 和田公園
  • 吉場公園
  • 大六天公園
  • 梅所第一公園
  • 梅所第二公園
  • 尾間木内谷公園
  • 鍵田公園
  • 馬堤公園

施設

  • 浦和明の星女子中学校・高等学校
  • さいたま市立尾間木中学校
  • さいたま市立大牧小学校
  • さいたま市立尾間木小学校
  • 浦和東警察署
  • 東浦和駅市民の窓口
  • 県営井沼方団地
  • イーストシティかえで街
  • イーストシティみずき街
  • 尾間木配水場
  • 東浦和みどり保育園
  • 埼玉りそな銀行東浦和支店
  • 青木信用金庫尾間木支店
  • 武蔵野銀行
  • 埼玉県信用金庫
  • 川口信用金庫
  • 東和病院
  • 東浦和変電所
  • 中尾トンネル

脚注

参考文献

  • 浦和市総務部市史編さん室『わがまち浦和―地域別案内』浦和市、1982年11月30日。全国書誌番号:83024476、NCID BN10203371。 

関連項目

  • さいたま市の地名
  • 浦和地区
  • 埼玉県第1区

外部リンク

  • さいたま市地図情報 - さいたま市
  • さいたま市緑区ガイドマップ - さいたま市

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